TOPに戻る→

2007.7 野生キノコ講習会


ツルタケ

テングタケ系のキノコで、ツバがない方のグループ=ツルタケだそうですが、素人目には全部似たようなキノコに見えて、キビシイ〜。ツルタケの特徴は、ツバ無し、柄の根本に袋(ツボ)有り、傘に放射状の条線があることのようです。

タマゴテングタケモドキ

ツルタケに似ていますが、こちらのキノコには
ツバがあります。(画像で確認できなくて、済みません><)傘の裏がピンク色なのも特徴。テングタケ科のキノコは致死率の高い猛毒菌の宝庫なので、要注意です!


ヒメコナカブリツルタケ

ヒメ=小型のキノコを指します。傘の上に
のっている粉状のツブツブ&ツバの無いことが
特徴。


カバイロツルタケ

「カバイロ=茶色」という意味ですが、このキノ
コの「カバイロ」は傘ではなく、ツボの色を指し
ているそうです。でも、実際に山で出会うと、傘の茶色に目がいってしまいます。
去年は長期間に渡って大発生したので、今年
の出具合はどうかなぁ?


ガンタケ

傷つくと、次第に赤褐色に変化します。図鑑では食マークがついていますが、似たような毒キノコ多数なので、素人は手を出さない方が良いです・・。命が大事ですもの!
ちなみに、ガンタケの「ガン」は、鳥の名前。キノコの色が雁に似ていることから名付けられたそうです。


キリンタケ

柄の基部が紡錘形になっていることが
ポイント。肉に硫酸を付けると紫色にな
ると図鑑に載っていますが、硫酸なんて
危険なモノをどうしてキリンタケに振りかけ
ようという発想が生まれたのか不思議です〜。


アミタケ

地元では超人気のキノコ。山菜売り場に
並べる前に、予約完売のことが多いです。
傘の直径が1cm位の幼菌はさらにランクが
上で、なかなかお目にかかれません。

 ヤマドリタケモドキ

講習会3年目にして、すごく綺麗なヤマドリタケモドキに出会えました!(今まで見たのは、薄茶色系でヒョロヒョロしていました・・)
味はもちろん歯触りもよく、色々な料理に活用できそうです★


ウラグロニガイグチ

傘の裏(管孔)が濃い紫褐色で、柄に濃紫
色の点々があります。図鑑では食扱いですが、今は毒キノコになっています。

 キイロイグチ

鮮やかなレモン色!幼菌時、管孔は膜で覆われています。


キアミアシイグチ

柄が黄色で、編目模様がくっきりと入っています。


ムラサキヤマドリタケの変種

図鑑との違いに驚きです!これも大きく
なったら美味しそうです〜♪

 カワリハツ

傘の色がバラエティー豊かです。
しかも、可食!多々あるベニタケ科のきのこ
から、どうやってカワリハツを見分けるのでしょう〜??(やはり経験でしょうか)

 ケショウハツ

傘が桃の実のような色のキノコ。
よく観察すると、綺麗なピンク色を帯びています。


ツギハギハツ

アイタケの白色バージョンのようなキノコ。
傘のツギハギ模様が特徴です。


 クロハツ

最近クロハツにも猛毒の新種が出てきたので
手を出してはいけません><


 アカカバイロタケ

ニシンを干したような香りがします。
辛すぎて、食の対象にはなりません。


ハツタケ

傷を付けると赤い乳が出て、やがて青緑
色のシミに変わります。シミがあまりにも
鮮明すぎて、本当に食べても大丈夫な
の!?と疑ってしまいますが、優秀な食
菌です。

 
ニオイワチチタケ

ニオイ(カレーの香り)・ワ(傘の年輪模様)・チチタケ。本当にカレーの香りがしました!

 チョウジチチタケ

こちらの傘にも年輪模様があります。
チョウジ=丁字(クローブ)の意味で、クローブの香りがするキノコです。


オトメノカサ

ふんわりした感じの大人しそうなキノコ。
テングタケ科のドドーン!!としたたたず
まいとは正反対で、可憐です〜。


 ミネシメジ

傘の色は黄色やオリーブ緑色などバリエーションに富みますが、ヒダが粗いのが特徴。
地元では、ミネシメジ、アイシメジ、ハエトリシメジの同定が出来る人は少ないです(いないかも・・)
講習会で勉強して、しっかり3種類押さえておきたいですね!


キツネタケ

意外とあちこちで見かけます。
顕微鏡で見ると、胞子がトゲトゲしていて
可愛らしいです♪


オオキツネタケ

こちらも先月に引き続き登場。画像右の
オオキツネタケは、かなり巨大でした。土
壌に栄養がたっぷりあったのでしょうか・・?

 ウスヒラタケ

ヒラタケの薄型バージョン。香りが良く、味に癖がないようです。


コウモリタケ

あぁ、これが舞茸だったらなぁ〜と思うくらい形は舞茸に似ています。不食。


ケロウジ

画像はケロウジの裏側。コウタケに似て
いるので、間違えて採る人多数!
「それはコウタケじゃないですヨ」とアドバ
イスしても、絶対にコウタケと信じて疑わ
ず、ケロウジをたっぷり持って帰ったオジ
サン、味はどうでしたかー??

シハイタケ

管孔面が淡い紫色で綺麗です。名前の由来
が気になるキノコ。


シロキクラゲ

中国の事件以来、国内産キクラゲの価値
UP!先月に引き続き、シロキクラゲの本体
が入っている(?)木をお持ち帰りです。来年
キクラゲちゃん出てきますように・・


スエヒロタケ

「スエヒロタケの胞子が人の肺に入って、
咳が酷くなる病気がある。昔は、病院に
行っても、どうして咳が酷いのか原因不明
扱いされてきた」との解説に参加者の顔
がさーっと青ざめました。
「胞子を吸った人全員がかかるわけでは
なく、治療法も多分確立されているだろう」
との補足に一安心です。

 クロノボリリュウタケ

素敵な名前です♪こちらは、胞子が袋に入っている子のう菌類。マニア向けキノコです。


クロアシボソノボリリュウタケ

こちらもマニア向けキノコ。胞子が素敵なんで
す★

 ナガエノチャワンタケ

お茶碗に長い柄が付いています。きのこ狩りの対象にはなりませんが、顕微鏡で観察すると面白い!

 変形菌

梅雨時期には色々な変形菌が確認できて面
白いです♪


ニセキンカクアカビョウタケ

小さい落ち枝にひっそりと発生しているので、気を付けて山を歩かないと
見付けられません〜。

アカヌマベニタケ

とても美しい!キノコです。山の中で出会えたら嬉しいです〜。


アンズタケ

甘い香りがするキノコ。外国では人気みたいですが、日本では狩りの対象にはほとんどなっていません。熱を加えると不思議な香りがしますが、歯ごたえは◎

マメザヤタケ&ハナビラダクリオキン

同じ木に、2種類のキノコが同居!
ハナビラダクリオキンはオレンジのキノコ。
マメザヤタケは黒っぽいほう。
普通は別々に発生しています。


2007年7月8日 〜講習会で採集されたキノコ〜

ツルタケ/タマゴテングタケモドキ/ヒトヨタケ/テングツルタケ/オオキツネタケ/キツネタケ/イボテングタケ/
ヒメコナカブリツルタケ/カバイロツルタケ/ガンタケ/キリンタケ/アミタケ/ヤマドリタケモドキ/ウラグロニガイグチ
キイロイグチ/アケボノアワタケ/キアミアシイグチ/ムラサキヤマドリタケの変種/アワタケ/クロアザアワタケ/
ヌメリニガイグチ/ドクベニダマシ/ニオイコベニタケ/カワリハツ/ケショウハツ/ツギハギハツ/クロハツ/アカカバイロタケ/
ハツタケ/チョウジチチタケ/ニオイワチチタケ/オトメノカサ/ナラタケ/ミネシメジ/ウスヒラタケ/モリノカレバタケ/アマタケ/
ヒナノヒガサ/アマタケ/ナカグロモリノカサ/フミヅキタケ/イタチタケ/アセタケの仲間/ニオイカワキタケ/キアシグロタケ/
カレエダタケモドキ/シロカイメンタケ/コウモリタケ/ケロウジ/ホウネンタケ/シハイタケ/スエヒロタケ/サンコタケ等 

備考

今回は、夏キノコ本番か!?とワクワクしていたのですが、川内は気温がまだそれほど高くはなく、夏キノコはハシリの状態でした。ハシリといっても、さすが川内村、テングタケ科・ベニタケ科・イグチ科を中心に名前が付いたキノコだけでも約70種。種類が多すぎて、とても覚え切れません><
今年は猛暑とのこと、来月もキノコの発生が凄いのではないかとドキドキしてしまいます。

講師・参考文献

講師:あぶくま菌類研究会・会長 奈良俊彦先生

日本のきのこ(山と渓谷社)/東北のキノコ(日本菌学会東北支部編・無明社出版)/
きのこ(山と渓谷社)/北陸のきのこ図鑑(池田良幸著・橋本確文堂) /原色日本新菌類図鑑1・2

                                                      ★8月講習会は19日開催です★